どうも!F.M.です!
※※※※※2016年6月24日掲載記事の改稿分です※※※※※※
※多分にF.M.の勝手な妄想が入り込んでますので、苦手な方はスルーでお願いします!!
【3】우주가 있어 (Orbit)
師匠が、「友達以上恋人未満のくすぐったさ」と説明していたこの曲ですが、まず歌詞の方から書いて行きたいと思います。
「耳の先が痺れて星がキラキラ輝いた」
という部分、好きだって思う瞬間を、ものすごく感覚的に描いていて。
「初めてのキスはレモン味」
くらいインパクトありますよね(爆)
ていうか、もう、ほんと一歩手前ですよね。
彼女の方も堕ちるのを確信しているかのような口ぶりで歌詞が進行していきます。
まあ、最後の方は
エロス満開になるんですけどね←
いや、コヨンベさん、そりゃ興奮しますよねとハゲドウなF.M.です(爆)
「眠くなるまで話して」とか、おいおいおい、君たち一体今
どこにいるんだい?親には連絡したのかい?とね、
もういてもたってもいられなくなるわけですよ━━━(゚∀゚)━━━!!!←
で、このラストのエロス(爆)に行くまでが、すごいんです。
2番の歌詞ですが。
「내 맘이 닳아 널 바래 」っていうところです。
「닳아」という部分、韓国語が分からないF.M.なりに色々と調べて見たんですが、
「擦り減る」とか
「擦れる」とか、
「煮つまる」とかいう意味が
あるらしく、「靴のかかとが擦りへった」的な感じの例文が多く載っていたんですけどね。
前の歌詞の磁石部分と関連づけてみると、
F.M.の意訳で誠に恐縮ですが、制御不能な恋を
--------------------
君は強力な磁石みたいだから、
心が擦り減るくらい強く引き寄せられて
求めてしまうのを、自分でも止められない
--------------------
というような意味合いで表現しているのかなと思うんです。
で、これが合ってると仮定して話を進めていくとですね。
いやまじで。
すごくないですかこの表現の仕方。
磁石のように引き寄せられるという比喩はよく耳にしますが、更に独特の表現になっていて、意味が何重にもかかってる感じ、ものすごいと思うんです。
「擦り減る」っていうのは、具体的に何かと何かが擦れて初めて起こる事象なわけで。
”軌道が合ってるか見張ってて”ということは、どちらかというと太陽系とかをイメージするF.M.でして。
「君」が太陽で「僕」が地球とかでぐるぐる回る的な。
ただ、そうだとすると軌道にのって彼女の周りをまわってる限り、永久に「擦れる」事態は訪れないじゃないですか。
結局この歌詞って、自分が軌道から外れて彼女と接触してる、恋人未満の均衡を崩したことを示しているんじゃないかと。
だから謝る気もないんだなあと思ってしまうんです。
「”軌道”から外れないように見張ってて」って言ってたのに、自らその軌道から外れてしまったことも、しれっと
「君が磁石みたいな吸引力があるからどうしようもない」的な開き直り方をしてるわけで。
そしてその軌道から外れた時、初めて彼女の壁を壊してあのエロエロ展開へ続くわけなんですが←
ここでいう「壁」っていうのは、もしかしたら「軌道」のことなのかもしれないなぁと。
サビではずっと一定の距離感を保ってるくせに、あのエロエロボイスのラップで最終的に「Break it」とか言って…
まじで…
恋愛マスターか!!!!!!←
ただ、この「擦り減る」という言葉を使うところに、師匠らしさというか、危うさを感じるF.M.でもありまして。
「擦り減る」というのは、疲弊とか、ぼろぼろになるってイメージがF.M.としては強いんです。
このイメージのまま、「君」を「音楽」とか、「言葉」とか、「家族」だったりに置き換えて聴いてみると、なんかもう切なくなって泣けてきちゃいます。
※F.M.は妄想家(爆)ですので、生温かく見守って下さい←
で、「君」は誰か、もしくは何かに置きかえられるんですが、「僕」はやっぱり師匠にしか思えないんですよね。
ものすごく真面目だと思うんですよ、師匠って。
何に対しても信じられないくらいに真摯に向き合おうとするイメージが強いんですが、その分、それこそ「心が擦り切れる」くらいのめりこんでいってしまいそうな、こちら側に戻ってこられないようなそんな不安がいつもあるんですよね。
歌う時にも、自ら「憑依型」って告白してますしね。
だから「君」に見張っててってお願いしてて。
でも見張ってもどうしようもなかった、もう抜け出せない、止められない状態だったっていう。
師匠ってこんな感じするなーと、どうしても思ってしまいます。
ただ、これは「ある男性の話」とのことなので、師匠ではないし、ましてやちょっと病んでしまいそうな内容でも、もちろんないです(爆)!!
ほんとに、すごく情熱的で、ストレートで、でも駆け引きがある、めちゃくちゃドキドキさせられる歌詞です!!!!
で、曲の構成なんですが、1番のサビ後に、ブリッジみたいなのが入ってきて、そのあとは1番の変則メロディーというか、アドリブみたいな感じで進んでくんですけど、これ、かなり思い切った構成ですよね。
構成的な話になると、F.M.的に外せないのが、「菅野ようこ」さんという方なんですけどね。
あの、昔ね、カウボーイビバップっていうアニメがありまして。
そのOSTを手がけていらした方でして。
他にも有名なアニメのOST、かなり菅野さんが作られてて。
インストもボーカル入りも、オーケストラもすごいんです。
朝ドラの「ごちそうさん」でもOSTされてましたよね。
近年でいえば、「海街diary」とかも手掛けてらっしゃいます。
CMだと数えきれないんじゃないでしょうか。
あと、SMAPさんの「gift」に代表されるような、歌手の方にも曲提供されてたりと、本当に幅広い方なんですが、その中で組んでいる「シートベルツ(SEATBELTS)」という
ジャズバンドがとにかくカッコ良くてですね。
かなりしつこく聴いていた記憶があります。
で、その菅野よう子さんの曲構成が、とにかくすごくて。
曲ごとに、世の中のありとあらゆる事を連想させてくれるんですよ。
インストだと、結構当たり前な感じなんですが、F.M.はそれまでJ-Popにしか聴く機会がなかったので、
Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビ
的なオーソドックスな曲構成しか馴染みがなかったんですよ。
で、この曲を聴いた時、とんでもなくびっくりしたんですよね。
The Seatbelts シートベルツ, - Tank! (live)
有名な曲で、テレビ番組とかでもしょっちゅう使われてますので、皆さんご存知だと思うんですが。
ジャズなので、構成としてアドリブありきで作ってるんですよね。
お借りした動画もすんごいアドリブ入ってて、むちゃくちゃかっこよくて、どうなるのか分からない緊張感と高揚感が、尋常じゃないです。
で、すごーく寄り道しましたが、「Orbit」も、ジャズの構成に似てるなーとF.M.的に感じるわけで。
絶対途中でアドリブばんばん入れられますよね、この曲。
既にアレンジの時点でアドリブのようなもんですし。
サックスのアドリブどどんと入れて、そこに師匠のスキャット入れて、アドリブ対決とか、想像しただけでもう鼻血ぶーですどうしましょう(爆)
基本的に、師匠の曲って、ベースがかなり確り作られてて、上の音とかビートとか、構成とかで遊ぶイメージがあるんですが、特にOrbitはそれが強い印象でして。
むしろ編曲次第で何十通りも出来上がりそうな感じで。
多分、師匠の曲、「Beautiful tonight」を初めて聴いてから、
ずっとそういうイメージがF.M.の中であるんですよね。
色んな歌い方をする師匠だからこそ、色々やってほしいな、と。
ボーカル曲ではあるんですが、そこに縛られてない空気感というか。
ゆったりビートで表現する宇宙はそのままに、自由にたゆたう師匠がいるというか。
更に言えばカウボーイビバップといえば、師匠が大好きなアニメじゃないですか。
Orbitを聴いて、是非師匠作詞作曲、菅野よう子さん編曲のものをいつか作って頂きたいなと思うF.M.なのでございます。
ていうか、ほんとにカッコよさと強引さ(ただしイケメンに限る←)とエロスと切なさと、なんていうかてんこ盛りなんだけど、音で遊ぶ余裕もあるという、恐ろしい曲だと思うんですよ…
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ではまた!
※画像、動画お借りしました!