昨日の夜から降り続いた雪。
どうやら根雪になりそうです。
ふぶいて、さむくて。
今は晴れていて、星の向こう側より遠くまで手が届きそうです。
雪を見ると、思わずにはいられません。
こんなに時が経っても、あの日のことが、どうしても思い出されます。
周りが雪で覆われていると、音が遮断されて、まるで自分しかいないように感じて。
雪を漕ぐ音が静かに聞こえるこの夜。
今、もしも今、もしも、これまでのように、なんともない感じでつぶやいてくれたら。
なんて。
意味のないことを考えて歩く夜です。